2013年8月3日土曜日

重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書) 大栗 博司 (著)

・なぜか重力に興味がある。これは多分、「重力子」という未発見の(素)粒子が「グラビトン」という名前で、それが大鉄人17の「グラビトン攻撃」を連想させるからだと思う。まぁ、理由としてはその程度だが、重力子を解明すれば、自由に空を飛べるのではないかという夢想も関係しているのかも知れない。

・アインシュタインの相対論を軸に、光速と時空、そこからブラックホールのことについて、科学史的に解説されているのだが、途中でついていけない所がボロボロ出始めて、何とか読了までたどり着いたというのが正直なところ。もっと「重力子」というものについての知見を得たかったのだが、それを得られた実感がないのは、自分の理解力の劣っているのが原因か。本書は、これ以上は無理、と言うほど分かりやすく書かれている、らしい。「らしい」と言うのは、何となくそう感じるのだが、それでも全体の3分の1ぐらいしか理解できなかったからだ。

・そんな中、「超弦理論」に関する記述では「ブレーン」について比較的すっと読めたことが収穫だった。何が収穫だったかと言うと、Newton 2013年1月号の「超ひも理論」特集を読んでいたことが本書での理解につながったという道筋を自分の頭の中で実感できたということだ。

・ちなみにウルトラマンマックスに出てきたダーク・バルタンは、重力を制御する技術を持っていることで光の国の科学力を凌駕していた。巨大化やクローンまではマックスも対抗できたが、重力となるとさすがに敵わなかったらしく、敗北を喫している。ダーク・バルタンが暴れるシーンでは、なるほど重力を制御したものらしく、建物が単純な爆発ではなくボロボロと崩壊していく描写がされており、感心したものだ。

・メモ:・原子→原子核→陽子と中性子→クオーク(粒子だが、最後の粒子=素粒子なのかどうかはまだ分からない)

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