2015年6月27日土曜日

小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~ (講談社キャラクター文庫) 鐘弘 亜樹 (著), 井上 敏樹 (監修)

・鳴滝が◯◯するので、時期の設定としては番組の後か?相変わらず、小説としてのクオリティにはハラハラさせられるが、番組では終始一貫して傲岸不遜だった門矢士の意外な内面が描かれているのが面白い。

・なぜかまた、複数のライダーの世界を巡っており、天道総司ら、異世界のライダー達との交流の様子も描かれている。その都度、実はナイーブな士の心情を読めるのは小説ならではの楽しみだ。

・クライマックスであるはずの戦闘シーンでの描写が淡白、と言うより明らかにクオリティが低いのは残念。番組を全く知らずにこの本を読む読者などほとんどいないのだろうから、やはりファンサービスとして、お決まりの所作なりセリフは、もう少し盛り上げてほしかったところ。あまり淡白過ぎると少し欲求不満が残った。

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