自分が生活の中で生じる不便や矛盾。その解決を仕事にしていますのがナリワイで、それは自分の生活に密着しているが故に、まずは自分自身にメリットがあり、同じことを感じている人の間で商売や連携が成り立つ。
「要は『なんでもいいから自分でサービスを考えて誰かに提供すること』を試行錯誤すればい」(P145)
最近、続けて読んでいるこの分野の本では、論旨がかなり重複している(amazonの「関連本」によって誘導されているのかも知れないけど)。ザックリとまとめると
時代が変わる / 組織に寄りかかった従来の労働は大きく変動する / 資本主義のパラダイムの見直し
→ おカネ至上主義からのシフト
→ 専門性を持った仲間同士のゆるやかなネットワークによるタスクフォース的な業務フロー
という感じか。これは、「フリーエージェント社会の到来(←自分にはイマイチ)」だったり「ワーク・シフト(←なかなかいいけどキビシ〜!)」でも共通していた。本書は、それを日本の風土に合わせてアレンジしたのか、それとも非同期で内発的に出てきたのか。まぁ、「これまで通りの働き方で問題ないよ、いけるよ」という本を出しても説得力がないし、売れないので、ある意味、こんな本が目立ってくるのは必然なのかも知れない。
適当にななめ読みしてつまみ食いという感じで読み始めたが、結構、引きこまれた。
0 件のコメント:
コメントを投稿