まずはタイトルが面白い。内容も童話から意匠を借りたものとなっており、主人公であるヘッテルとフエーテルに加えて、アホ・スギン・チャン、ヤンデレラなる登場人物も。何か、もう、これだけでバカバカしく面白そうでしょ?1話1話が短い寓話となっており、それらは巷間に横行する様々な詐欺的手法がテーマ。仮想通貨やマルチ商法、政府のNTT株公開の話から法律事務所の過払い金の話など。
個人的には各話の最後が「銀河英雄伝説」のパロディというその一点だけで本書が好きになった(安直)。意外にも巻末の参考文献が充実している。
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