2012年12月1日土曜日

ウルトラマンマックス 視聴記-6(第9~10話)


第9話 「龍の恋人」
 モチーフとしてはセブンの「ノンマルトの使者」っぽいが、「正義」の軸が強烈に揺さぶられるというほどではなかった。とは言え、クオリティは今回も高かった。
 ナツノメリュウは首の長さと動きがキングギドラを思わせる優秀な操演。マックスの戦い方も、長い首を持っている相手と戦っていることをちゃんと活かしたものだった。麒麟を思わせる首周りのデザインもよし。ちなみに花火をバックに立ったウルトラ戦士はマックスが最初では?「よっ、ウルトラ屋!」とかって声をかけたくなる画面(笑)。それ以上に最高だったのは地上から見上げる人間、マックスと向き合ってるナツノメリュウと空中に浮かぶ少女のアングル。これは思わずジーンとくるほど素晴らしい画面だった。
 また、変身しようとするカイトの腕を少女がつかむシーンにもしびれた。これはやはり「ノンマルトの使者」。
 ちなみに、この回ではミズキが「カイト隊員」ではなく「カイト君」と呼んどる。同僚からクラスメート的なポジションに進展したのか?それともカイトに対してお姉さん的な「上から目線」を確保しようとしているのか?

第10話 「少年DASH」
 タイトルが秀逸。こまっしゃくれた少年は、うちの家内には評判が悪かった。
 今回はコバにスポットがあたった話。ダッシュバードの挙動にビックリ。VTOL的な動きもできたんだな。ガード下をくぐる時の動きには目をみはった。今回の怪獣メタシサスはちょっとデザインが面白かった。空からのマックスの攻撃シーンも面白い構図。ダッシュバードと飛んでるシーンもよかったし、上手に空中静止状態から飛行体勢に移るマックスの見せ方もよかった。いちいち細かいところでも手抜きをせず、しかも巨大ヒーローものとして新しい挑戦なんかが仕掛けられてるのもマックスの見所のひとつ。

0 件のコメント:

コメントを投稿