2013年12月23日月曜日

自衛隊の仕事術 久保光俊 (著), 松尾 喬 (著)

・先日、仕事の関係で自衛隊の駐屯地に行く機会があった。そこでは三等陸佐の方に作戦=情報フローの構築について色々と教えてもらったのだが、その素晴らしい仕事ぶりと謙虚な姿勢、そしてオープンな姿勢に深く感銘を受けた。そんなわけで、自衛隊における作戦の立て方についてのノウハウをGTDに応用できないかと思って本書を読んでみたが、残念ながら、その辺りのことが体系的に書かれた本ではなかった。

・著者は北海道で偵察隊の教官を務めた人で、冬山での厳しい訓練を指導してきて、教え子は1000人を数える「伝説の教官」とのこと。1トピック2ページで自衛隊での考え方なり行動規範について簡潔に書かれているという構成で、読みやすく、分かりやすい。イギリスの特殊部隊であるSASの教官の本を読んだ時に、当たり前過ぎるような些細な基本から積み上げていくという考え方が印象的だったのだが、本書でもそれに通じるものを感じた。

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