2016年1月11日月曜日

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)

 ベストセラー。読んでみたところ、衝撃の内容だった。
 幼少期から漠然と感じていた、常識や一般通念に対する違和感について明瞭化してくれていたというのが大きな理由。もちろん、それまで自分にはなかった考え方を教えられた部分も大きい。
 対話形式という本書の構成に、最初は戸惑いを感じていたが、いつの間にか引き込まれていたし、最後はちょっと感動までした。

 いつかどこかで読んだような部分も多く、アドラー心理学ってのは、これまでに読んできた自己啓発本やらスピリチュアル本のネタでもあるのだな。ハクスリーの「すばらしい新世界」でも言及があったのには驚いた(アドラーは1937年没、「すばらしい新世界」は1932年発表)。


0 件のコメント:

コメントを投稿