2014年1月6日月曜日

リーダーの掟 ― プーチン絶賛の仕事術 飯島 勲(いいじま いさお) (著)

 飯島勲と言えば前年に北朝鮮を電撃訪問したりして、権力者の懐刀という印象がある人。
 「プーチン絶賛」に惹かれて読んでみたけど、ハッキリ言ってこれは煽りだった。
 仕事術という点でも、自分的には発見はなかったけど、調子が悪い時のツボについての講釈が、妙に説得力があったので、それだけを紹介したい。

 身体のツボは三つだけ覚えよ
 なるべく医者にかからなくてすむ方法はあるだろうか。
 例えば、腰痛に悩む人は、以下の方法を実践してみてはどうだろう。
 まず、サランラップを奥歯に挟み、風呂場で膝の裏に一分ほどお湯をかけるのだ。サランラップがなければ、割り箸を奥歯で咥えるのもいい。サランラップも割り箸もなければ、膝の裏にお湯をかけるだけでもいい。
 信じられないかもしれないが、私はこれで腰痛を治してきた、原理を説明すれば、腰痛に効くツボが膝の裏にある。ここにお湯をかけて血液の循環をよくする。「奥歯にものを挟む」理由は、腰痛の一因が、下の七番の奥(前歯から数えて七番目の歯)が低いために起きている場合が多いためだ。歯と膝裏と腰は、実は密接な関係があり、その部位に対処することで腰痛が改善されていく。七番の歯は、位置が高すぎても肩こりの要因となったり、横の歯とぶつかると耳鳴りや難聴が起きたり、手の小指に力が入らなくなる。
 口腔内についての健康法をいくつか紹介すると、前から数えて三番目にある「犬歯」が炎症を起こしやすい人は心筋梗塞になりやすくなる。これは歯周病菌が動脈硬化をもたらすために起こる現象だ。早めに治療をしてもらうのがいいが、日ごろから肩甲骨のあたりにお湯を一分ほどかけることで症状を緩和できるだろう。入れ歯をしている人は、脳梗塞を起こす危険性が高まる。夜中は入れ歯をしないために、噛み合わせが悪くなる。マウスピースを着用したほうがよいだろう。
 病気というものは、軽いものであればちょっとした工夫で治ってしまうこともある。私自身、全身のツボをうまく刺激することで体調管理をしてきた。無数にツボがあって大変だと考えてしまうが、基本的な原則を知れば、簡単に誰もが実践できる。
 指の押し方だが、まずゆっくり押す。ジーンと響きを感じたら10秒維持する。そして、ゆっくり離していく。これを時間の限り繰り返すとよい。
 ツボのある場所は、骨や関節のくぼみ、腱と腱の間、筋肉と筋肉の間にある。中でも重要なツボは三カ所だ。まずはここだけ覚えればいい。
 「百会」・・・頭の頂点にある。全体の体調の調整、うつ病などに効くが、とりわけ頭痛のときはここを押す。
 「肩井」・・・首の根本と肩先の真ん中にある。肩こり・頭痛によく効く。肩こりには、つま先立ちをしながら肩を上げたままの状態を五秒ほど維持し、その後一気に力を抜く。これは非常によく効く。
 「足三里」・・・膝を曲げたときに、しわができる。そこから数センチ下がったところにある。ここを押すことで全身の疲れ、脳梗塞予防、胃腸疲労の回復にもなり、免疫力も上昇する。
 さらにいくつか覚えておくと役に立つ技を挙げておく。
 首が回らなくなったときは、耳たぶを下に引くのがいい。さらに、耳たぶをマッサージすると不思議と首が回るようになる。寝違えも、耳の後ろあたりをマッサージするのがいい。そもそも寝違えは、食べすぎの後に起こりやすいので注意が必要だ。
 結局のところ、病気の予防には、正しい姿勢を保つことが一番いい。腕を四十五度に振り、背筋を伸ばして歩く。これが一番血行をよくし、病気を予防する。 (P81)

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